乙女のための 源氏物語 上
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「いやあね、私そんな光源氏大嫌い！」
老婦人が孫娘らに語り聞かせる、源氏物語講義の夕べ。
少女小説の第一人者・吉屋信子のまなざしが、光源氏と女性たちの華やかなりし日々を新鮮に照らし出す。『源氏物語』全五十四帖を誰でも愉しみながら理解できる、柔らかで明快な入門書としての現代語訳。
田辺聖子の解説再録に加え、新たに角田光代による書き下ろし解説を付した新装版。
【目次】
序章
桐壺
帚木
空蝉
夕顔
若紫
末摘花
紅葉賀
花宴
葵
賢木
花散里
須磨
明石
澪標
蓬生
関屋
絵合
解説 角田光代
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