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☆手順はたった2つ。くりさがりからスタート!
私たちが教科書で習う/教えるくりあがり・くりさがりの計算は、たされる数とたす数(ひかれる数とひく数)の2つの数を比較し、大きい数を10の数にするためにそのつど小さい数を分解する、そんなやり方が一般的です。
しかし、子どもの中にはこの分解という作業に時間がかかり、計算を苦手に感じる子どもが少なくないようです。といって、「指で数えさせればいい」では計算力が伸びません。
子どもの指導を長年行ってわかることは、くりあがり・くりさがりのどちらの計算も、10のかたまりを意識すると、手順は2つだけになり、計算がひじょうに楽になるということです。
実は、くりさがりの手順のポイントは、たしざんです。しかも、子どもの多くがひきざんよりたしざんのほうが大好きです。
それならば、一般的な「くりあがり→くりさがり」ではなく、「くりさがり→くりあがり」という流れがずっと効果的!……というのが第3巻「くりさがり・くりあがり」のコンセブト・提案です。
■「10になる数」「10までのたしざん・ひきざん」をマスターした子どもなら、短期間のうちにくりさがり・くりあがりを一気に学べるドリルが登場しました。
■くりさがり・くりあがりのポイントは、2つの手順、つまり、「10になる数」と「10までのたしざん・ひきざん」を手順として活用することです。
■くりさがりではたしざんが、くりあがりではひきざんがそれぞれ鍵を握ります。したがって、たしざんを使うくりさがりの計算から始めると、子どもは楽しく計算練習できるようになります。
■たとえば、「13〓8」の計算は次のように行います。まず、ひく数(右側)の8に着目します → 8を10の数にします → 10の数にするのに必要な2とひかれる数(右側)の3をたして答えを出します。答えは5です……。こうして、子どもたちは手順に従ってスムーズにくりさがりの計算に取り組めます。
■(本書より)「2つの手順を覚えると『こっちからいくつもらって……』などといちいち考えずに答えが求められるので、気持ちに余裕が生まれます。復習や確認を繰り返しながらレベルアップを図ることができます。そして、意欲や自信につながり、計算の仕組みや暗算へスムーズに進むことができるでしょう」
■対象 : 子ども(幼児〓)、親、教育・保育・福祉・医療関係者など
■全4巻(第1巻「せん、かず・すうじ」は2021年12月発行、第2巻「10までのたしざん・ひきざん」は2022年12月発行)
【第1巻・第2巻を利用した保護者の声】
■小2(特別支援学級)「親はどこに気をつけて教えたらいいのか、そのポイントをわかりやすく写真などで説明してあるので、繰り返し取り組ませています」
■小4(特別支援学校)「鉛筆の持ち方など、具体的に写真やポイントで示してあるので、あらためて気づかされ、教えるにはコツがあることがわかりました」
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