考える粘菌 生物の知の根源を探る

ヤマケイ文庫

考える粘菌 生物の知の根源を探る

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出版社
山と渓谷社
著者名
中垣俊之
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2024年1月
判型
文庫
ISBN
9784635049825

単細胞の粘菌を通して、生物の“知性”の根源に迫る!

生物が知的であるとは、どういうことでしょうか?

単細胞生物の粘菌は、脳も神経系もないにも関わらず、迷路の最短経路を探し出したり、人間社会の交通網にそっくりのネットワークを作り上げてしまいます。
「遭遇する状況がどんなにややこしくて困難であっても、未来に向かって生き抜いていけそうな行動がとれる」
知性をこんなふうに捉えてみると、単細胞の粘菌でさえも、その場のややこしさに応じた知的と思えるような行動をとるのです。

このようなすぐれた行動が、単細胞の粘菌からどのように生み出されるのでしょうか? 
私たち多細胞生物にもつながる「知的なるものの原型」を粘菌に探ります。

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