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帝都・東京を激震が襲った関東大震災。
混乱した被災地で、さまざまな女性の活動団体の「大同団結」によって
当時としては画期的な、被災女性への大規模な支援が行われた。
その後、彼女たちはどのような道を歩んでいったのか…。
そして、私たちが、いま、学び・受け継ぐものは何なのか。
記録が少ない女性たちの被災・支援の姿・声、活動を掘り起こし、
ジェンダー視点で関東大震災を「再読」する。
【大正時代の生活や社会状況がわかるように注やふりがなをつけ、当時のことがわからなくても理解しやすいように工夫。
高校生からの歴史・社会科系の副読本としても活用できます。】
もくじ
序章 いま、なぜ関東大震災なのか――女性たちの動きを検証することで見えてくること
第1章 関東大震災と女性
1 被災の概要
2 被災した女性たちの状況
第2章 女性たちの被災者支援
1 女性たちの支援活動
2 被災地に誕生した女性たちのネットワーク――「理屈なしに今は行動しましょう」
第3章 女性たちのネットワーク・その後
1 愛国婦人会――被災者支援の経験を国防に
2 全関西婦人連合会――戦争協力を拒み続けて…
3 東京連合婦人会――軍国主義の流れのなかで変わっていった会の性格
4 横浜連合婦人会――「日本の婦徳」のための組織へ
5 被災地の女性ネットワークの意義と限界
第4章 知らなければならないこと――関東大震災の事実を掘り起こす
1 震災・火災だけではない関東大震災の被害――流言・デマと虐殺事件
2 「関東大震災の奇跡」――地域住民による消火活動
3 戦時下の災害対応
第5章 100年後の今、関東大震災の女性たちから学ぶ
1 女性たちによる女性たちへの被災者支援を問い直す――関東大震災と東日本大震災の女性支援の共通点
2 支援と受援の関係を問い直す
3 女性たちのネットワークを問い直す――女性たちのネットワークと拠点の構築
終 章 関東大震災の教訓を今に生かすために
1 平和なくして防災なし――国民保護法と「緊急事態条項」に対する懸念
2 性別役割分業・世帯単位の解消
3 支援者と受援者が対等な関係になるには
4 「自助・共助・公助」を問い直す――女性たちの重層的ネットワークの構築へ向けて
5 共助・公助を活用する自助力を培おう――私たちに託されていることとは
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