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コギャル、都会と地方、モバイルメディア、F1、音楽、フェミニズム、漫画、ボディ・プロジェクト、社会運動、アート等、多様な文化の側面から逆なでに読み解くカルチュラル・スタディーズ入門。またカルチュラル・スタディーズとはなにか? 今までのカルチュラル・スタディーズの軌跡を概観しつつ、これからの課題についても示唆した意欲作。
【主要目次】
第1章 モバイルメディアの殻・繭・棘(ケイン樹里安)
第2章 「ここ」ではない「どこか」へ:都会と田舎をめぐる若者の物語を移動/越境から考える(清水友理子)
第3章 奪い・奪われ・奪い返すスタイル:サブカルチャーとしてコギャルを読み解く(関根麻里恵)
第4章 フレンチポップのなかのジェンダー構造:ラブソングにおける対抗的実践を読みとる(中條千晴)
第5章 レズビアンの剥片化に抗して:『作りたい女と食べたい女』を読む(竹田恵子)
第6章 スポーツのファンダム:クルマ文化とF1(加藤昌弘)
第7章 創られる理想、作られる身体:私たちはどのようにボディ・プロジェクトへと向かうのか(竹﨑一真)
第8章 「黒い暴動」:移民たちはなぜ踊り始めたのか(稲垣健志)
第9章 『三つ目がとおる』と失われた過去の〈場所〉マヤ文明(鋤柄史子)
第10章 オンライン空間の文化と社会参加:韓国におけるウトロ地区支援の一端(全ウンフィ)
第11章 人と歴史をつなげる現代アート:現代在日コリアン美術を例に(山本浩貴)
第12章 文化の「遺産化・財化」に抗う文化実践:「内灘闘争――風と砂の記憶――」展をめぐって(稲垣健志)
第13章 「カルスタ」を逆なでに読む:カルチュラル・スタディーズをゆさぶるために(稲垣健志)
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