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江戸期最高峰の養蜂書と讃えられながら、その全体像がほとんど知られてこなかった『家蜂蓄養記』。漢文で書かれたその全文を在野の養蜂家が現代語訳し、養蜂家の視点からミツバチの生態や養蜂技術に即した詳細な解説を付し、現代の養蜂へのヒントを探究する。あわせて、古今の文献や歴史史料を丹念に読み解いて日本の養蜂史を再検討。文禄・慶長の役(秀吉の朝鮮出兵)を契機に養蜂技術が朝鮮半島から伝来し、その後に日本各地に伝播した史実も明らかにするなど、これまで謎が多かった「ニホンミツバチ」の起源について新たな歴史像を提示する1冊。
第一部 『家蜂蓄養記』とその世界
第二部 日本養蜂史再考
第三部 定本『家蜂蓄養記』―原文・書き下し文・語釈―
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