商い同心

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出版社
実業之日本社
著者名
梶よう子
価格
858円(本体780円+税)
発行年月
2023年12月
判型
文庫
ISBN
9784408558516

まがい物? 偽金? 値段が高すぎる!

その値段には裏がある―!?

人情と算盤で謎を弾く!
名手の傑作時代小説

正しい値で売らないと悪行になっちまう――

「私には物たちの声が聞こえてくるのですよ。辛く悲しい声です」物の値段を見張り、店に指導する役回りの諸色調掛(しょしきしらべがかり)同心を務める澤本神人。今日も子分の庄太と江戸の町を見まわるが、値段の裏にあるさまざまな人情や思惑がからみあい、神人を悩ませる謎と悪事が次々と待ちうけていた。同役だった父の代から未解決の贋金騒動の真相にも迫るが――。

(本書は2016年刊行『商い同心 千客万来事件帖』の新装版です)

〈目次〉
「雪花菜」
「犬走り」
「宝の山」
「鶴と亀」
「幾世餅」
「富士見餅」
「煙に巻く」
解説/細谷正充

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