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東京オリンピック前夜に起きた連続殺人事件
ハーフの県警刑事と日系三世の米軍基地捜査官
が相棒となり真相に迫るが、
捜査を阻む立入禁止(オフリミッツ)の壁とは?
著者初の現代×警察ミステリー
二人のアウトサイダーが挑む
連続殺人事件の真相は!?
東京五輪を翌年に控えた横浜港で女性の全裸死体が発見された。日米のハーフで神奈川県警外事課のソニー沢田は面倒な捜査を命じられるが、やがて米軍関係の容疑者が浮かびあがる。しかし、捜査の壁は厚く、沢田は米軍横須賀基地の犯罪捜査官で日系三世のショーン坂口に協力を仰ぎ…著者初の近現代を舞台にした警察ミステリー。
「二人のアウトサイダーを生き生きと描いた作者初の近現代ミステリーは、忖度と無責任が横行する現代社会に一石を投じる作品でもあるのだ。そして横浜に生まれ育ち、長らく歴史・時代小説の傑作をものしてきた作者が、いつか書かねばならなかった「時代」の物語でもあるのだ。」
――西上心太(文芸評論家・解説より)
「横浜1963」改題。
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