人が人を罰するということ

ちくま新書

人が人を罰するということ

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出版社
筑摩書房
著者名
山口尚
価格
1,012円(本体920円+税)
発行年月
2023年12月
判型
新書
ISBN
9784480075956

人間は自由意志をもつのか。私たちが互いを責めたり罰することに意味はあるか。刑罰や責任をめぐって〈人間として生きること〉を根底から問う哲学的探究。



ひとを責めることは無意味?

責任は近代社会の虚構にすぎない?

自由意志をめぐる論争に決着をつける。



「人間として生きる」とはどういうことか?



人間は自由意志をもつ主体であり、過ちを犯した者が咎められ罰されることは、古くから共同体における基本的なルールと考えられてきた。一方、自由の存在を否定し「刑罰は無意味だ」とする神経科学や社会心理学の立場がある。はたして人間は自由な選択主体か。私たちが互いを責め、罰することに意味はあるのか。抑止、応報、追放、供犠といった刑罰の歴史的意味を解きほぐし、自由否定論、責任虚構論の盲点を突く。論争を超えて、〈人間として生きること〉を根底から問う哲学的探究。

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