特集:平和への闘争
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前号に引き続き特集「平和への闘争」第二弾を掲載する。益々深刻化する環境問題や戦争などの複雑で多様化する地球的課題に対し、人類としてどう向き合うべきかを、国際法の枠組み、歴史、宗教、福祉の観点を通じ考察する論文や講演録を掲載。企画「激動の時代を生きた人と思想」②では、ナチス・ドイツ時代を生きた政治哲学者ハンナ・アーレントを取り上げる。哲学者の森一郎氏が、アーレント『革命論』から見出す現代日本の政治哲学の可能性を論じる。そして、特別てい談「東洋哲学の現在――始原とは何か」では、『東洋学術研究』第60巻第2号(2021年11月発刊)で掲載したてい談「東洋哲学とは何か」に引き続き、東洋哲学の再検討をめぐる議論を紹介。その他、コラム、寄稿、研究覚え書きを収める。
《内容》
特集 平和への闘争②
特別寄稿
公正な不戦世界を目指して――ガンジーにみる非暴力と不殺生のグローバルな変革 ニーラカンタ・ラダクリシュナン
地球を守り平和的共生をめざす――人新世はなぜ重要か サティッシュ・M・クマール
文明論レクチャー
人類文明と覇権主義――世界を見つめ歴史を綴る―― 服部英二
第37回学術大会シンポジウム
国際公共財としての国際法と宗教――ロシアのウクライナ侵攻への諸国家の対応とビーグル海峡危機におけるローマ教皇庁の仲介をめぐって―― 中谷和弘
二十一世紀の戦争、平和、尊厳 峯陽一
「戦争」を乗り越える人間の創造性――池田SGI会長の平和提言に学ぶ―― 玉井秀樹
幸福平和学の試み――戦争に抗う福祉的安全保障―― 岩木秀樹
パネルディスカッションおよび質疑応答
コラム シルクロード(絲綢之路)④
イスタンブル 大村次郷
激動の時代を生きた人と思想②――ハンナ・アーレント――
権力、権威、憲法――アーレント『革命論』を現代日本で読む 森一郎
特別てい談
東洋哲学の現在――始原とは何か 斎藤慶典/安藤礼二/山崎達也
寄稿
イスラームにおける災害の捉え方――2023年トルコ・シリア大地震をめぐる世論と主教者の活動―― ダヌシュマン・イドリス
研究覚え書き
最高裁の「違憲判決」 山田隆司
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