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二〇二二年五月に、介護していた西村光夫が急死して、あっけにとられ、自分の中から言葉が湧き出てきたのが附章の『ごんべえ』という冊子になりました。古くからの知人二人のお目に止まり、あれこれおしゃべりしていた結果、「何か書く」という方向になりました。西村の死の一か月前に、共通の友人であるライター高橋姿子さんが亡くなったのも、私たち三人が顔を合わせるきっかけになりました。「みなさまのおかげで」という定番のお礼が定番以上の意味を持っています。死は残された人たちをつなげていく、まさしくそのとおりです。
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