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◆百句シリーズ
名句が気軽に読める百句シリーズに和田悟朗が登場!
◆未完の少年
■和田悟朗の俳句には、和田悟朗にしか詠めないと感じさせる世界がある。俳句作家ならばその人にしか創出できない世界を持っているのは当然だ。しかし悟朗俳句はそこに完全に立ち入ることができないという何かを感じさせるものがある。わたくしにとってこの何かは、悟朗の科学者としての認識に由縁する。だがこの感じは、百句を鑑賞してゆく過程で、俳句形式を新たに楽しむことができるような性質のものになっていた気がする。ほんの少しずつではあるが……。このとき、道標となったのが悟朗の「科学と俳句」というエッセイである。
このエッセイにある「文学」と「科学」に共通するという姿勢、「文学の一回性」と「科
学の再現性」についての見解、とくに「思い切っていうなら、科学も俳句もその表現はことごとく比喩である」というくだりは、わたくしにとって、科学と文学についての思いを新たにするものとなった。
(解説より)
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