自分がおじいさんになるということ

草思社文庫

自分がおじいさんになるということ

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出版社
草思社
著者名
勢古浩爾
価格
990円(本体900円+税)
発行年月
2023年12月
判型
文庫
ISBN
9784794226983

好評のロングセラー『定年後リアル』シリーズ最新刊、待望の文庫化!! 

「いまこの歳になって、わたしは「ただ生きているだけで楽しいんだよ」という感覚を、
ほんとうに手にいれたのではないかと思ったのである。これは老人にとって、無敵の感覚ではないか。
いまでは晴れても雨が降っても楽しい。道端の花の写真を撮ることも、川の流れを見ることも楽しい。
歩くことも、自転車に乗ることも楽しいのである。わたしは、だれ憚ることなく、
この「生きているだけで楽しい」という感覚をもって生きていけばいい」(まえがきより抜粋)                                                                                                                            

本書は、老いることへの不安を抱えている多くの人たちに向け、
74歳老後まっさかりの著者が、意外にも幸福感に満ち溢れた
等身大の「おじいさんの日常」をユーモラスに綴ったものである。
今回の文庫化にあたり、大幅な加筆修正を施し、76歳となった現在の心境や
日常生活の様子などがあちこちに散りばめられ、さらに読みごたえが増す内容となっている。
世の中は相変わらず、老後不安を煽る情報で溢れ、歳をとることのネガティブな面ばかりが強調されるが、
本書を読めば、そのモヤモヤが晴れること間違いない。今から老後が待ち遠しくなる一冊。

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