The Wandering Womb 子宮の文化史

The Wandering Womb 子宮の文化史

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出版社
日本橋出版
著者名
ラナ・トンプソン , 杉万俊夫
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2023年12月
判型
四六判
ISBN
9784434330193

子宮は神秘的な器官である。古代エジプトやギリシャでは、「動物の中に住む小さな動 物(体内を動き回る動物)」と考えられていた。その後も、中世から近世にかけて、女性 特有の心身の異常は、ことごとく子宮に原因があるとされた。本書は、中世の魔女狩り、 近世の冷水療法、現代の超音波診断まで、具体的におもしろく論じている。そこに流れて いるのは、なぜ「男性優位・女性劣位」の思想が定着したのか、という問題意識である。 実は、この問題意識に答えるキー概念こそ「子宮」なのだ。

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