夢の扉

夢の扉

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出版社
国書刊行会
著者名
マルセル・シュオッブ , 澁澤龍彦 , 日夏耿之介 , 日影丈吉 , 種村季弘
価格
4,620円(本体4,200円+税)
発行年月
2023年11月
判型
四六判
ISBN
9784336075949

むかし澁澤龍彦と多田智満子を経由してシュオッブを識った。「睡れる市」「大地炎上」の眠りと滅び、ほの暗い架空世界の有り様はその後ながく私の創作の指標となった。シュオッブの名を密かに識る者は幸いである。その名は書物の森のもっとも秘密めく径の最奥手、ポオやボルヘスやコルタサルや――の隆々たる奥津城が火影を伸ばすあたりの行き止まりにある。(山尾悠子)

空前絶後の豪華翻訳陣による、マルセル・シュオッブの絢爛たる幻想短篇20数編。
初の単行本化となる渡辺一夫訳の『架空の伝記』をはじめ、上田敏、堀口大學、日夏耿之介、日影丈吉、澁澤龍〓、種村季弘ほか12人の訳者。
バルビエやジョルジュ・ド・フールのカラー装画ほか、挿絵も多数収録した豪華愛蔵版。

【目次】
絵師パオロ・ウッチェロ  渡辺一夫訳
犬儒哲人クラテース  渡辺一夫訳
神となつたエンペドクレス  渡辺一夫訳
小説家ペトロニウス  渡辺一夫訳
土占師スフラア  矢野目源一訳

大地炎上  矢野目源一訳
モッフレエヌの魔宴  矢野目源一訳
卵物語  矢野目源一訳
尊者  矢野目源一訳
081号列車  鈴木信太郎訳
黄金仮面の王  松室三郎訳
骸骨  青柳瑞穂訳
木乃伊つくる女  日影丈吉訳
ミレーの女達  日影丈吉訳
睡れる市  日影丈吉訳
吸血鳥  種村季弘訳

浮浪学生の話  上田敏訳
遊行僧の話  堀口大學訳
癩病やみの話  上田敏訳
法王の祈〓  上田敏訳
三人の子供の話  山内義雄訳
三人童子の話  日夏耿之介訳

エンペドクレス(抄)  澁澤龍彦訳
パオロ・ウッチェロ(抄)  澁澤龍彦訳

解題

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