翻弄されるいのちと文学 震災の後、コロナの渦中、「戦争前」に

翻弄されるいのちと文学 震災の後、コロナの渦中、「戦争前」に

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出版社
あけび書房
著者名
新船海三郎
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2023年11月
判型
四六判
ISBN
9784871542425

本書は、3・11東日本大震災と福島原発事故後を、新型コロナパンデミックに撹拌される差別意識を、「新しい戦前」のきな臭さを、文学作品に読み、それでいいのか、と問い返す文芸評論集です。
 著者はそれを、たとえば、西条八十が「馬のションベン渡し船だからなぁ」と言って軍歌を作り続けたような、「しかたがない、しかたがない」と流され、流れる……、と指摘します。
 翻弄されるいのちと文学の、「ろうそく一本の抵抗」(水上勉)をこころみて生きていきたいという願いがこめられています。

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