戒厳令

戒厳令

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出版社
藤原書店
著者名
アルベール・カミュ , 中村まり子 , 岩切正一郎
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2023年11月
判型
B6変
ISBN
9784865784053

“全体主義”の蔓延、それを内面化し/させようとする人間、……その恐怖を描き尽す!!
解説座談=中村まり子+松岡和子(翻訳家、シェイクスピア全訳)+松井今朝子(時代小説家、歌舞伎研究、演劇評論家)

ある夜、彗星の光が町を覆った。数日後、一人の男が女を従えて現れ、町には戒厳令が敷かれる。男の名は――ペスト。共産主義の崩壊とコロナを経た我々は、今、どう読むのか。

■「登場人物“ペスト”が、人類を滅ぼしかねない疫病の擬人化とも読めるし、象徴とも読める……シュールレアリスムだなと思いました。」(松岡)
■「これ、全体主義の話ですよね。ペストというのは、全体主義のメタファーですよ。だから今、ぴったりなんじゃないかと思います。」(松井)

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