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本書は社会実装が進んでいる高性能有機ELに特化したデバイス物理の専門書である。有機ELを非晶性ガラス固体として一貫して扱い、非晶性ガラス有機半導体を用いた典型的な素子構成である積層薄膜型素子を出発点として有機ELの動作原理を解説する。さらに、タンデム構造、エキサイプレックス、分子配向などの高効率化の鍵となる重要課題や、過去の書籍ではあまり言及されてこなかった有機EL特有の輝度劣化と駆動寿命の問題を取り上げる。
有機ELの科学技術を基礎から深く学びたい研究者や有機ELの研究開発現場の技術者が、デバイス物理の原理原則の立ち位置から、新たな独自の視点を獲得する契機となる一冊。
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