取り寄せ不可
著者の坂田月代さんはふだん私たちには見慣れない「学校図書館司書」という専門職を長く続けた人。本書は具体的には兵庫県のA商業高校の図書館を舞台に、この教師でもなければ普通の職員でもない特異な立場から、今日の内実を丹念にひとつひとつエピソード風に、温かい眼差しのうちに拾いあげてきた。年頃の親なら、どこかに吾が子のうしろ姿を見ることも不可能ではないだろう。同時に、今日の学校の現実を知るためにも好個の一冊。ひとりでも多くのよい読者に巡り合われることを心から期待したい。 (倉橋健一)
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