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談志は死んだが、その言葉は今も生きている
家元曰く「落語とは、人間の業の肯定である」。
「自我は非常識を凌駕する」。
1983年に立川談志が「落語立川流」を創設してから40年。家元・談志がこの世を去って12年。家元の残した数々の言葉や生き方は、現在の一門にどのような影響を与えているのか。家元亡きあとの立川流は、どこへ向かおうとしているのか。
土橋亭里う馬、立川談四楼、ぜん馬、龍志、談之助、志の輔、談春、志らく、生志、雲水、キウイ、志遊、談慶、談笑、談修ら、立川流の真打総勢31名と、二ツ目総勢22名、さらに談志が生前に弟子と認めた野末陳平、毒蝮三太夫、高田文夫を加えた56名によるオール書き下ろしで、家元の思い出から立川流の未来まで、寄ってたかって語り尽くす。
談志から見て孫弟子の真打、曾孫弟子の二ツ目も生まれているが、直弟子でない彼らも、家元の言葉や発想に惹かれ、あるいは家元の影響を受けまくった自分の師匠に心酔して、芸や人生に生かそうとしている。立川流にとどまらず、落語界全体の将来を展望する上でも必読の書。
【編集担当からのおすすめ情報】
総勢56名の皆さんによる書き下ろしということで、果たして原稿がちゃんと集まるのかどうか。そこが一番の心配事でしたが、半分くらいの方々は締切を守ってくださいました。
しかも皆さん、家元の思い出から談志落語論の考察、立川流の将来についての過激な提案など、じつに深く考えて書いてくださっている。さすが、立川流のご一門は、落語家であると同時に「表現者」でもあるのだと、あらためて感心したしだいです。
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