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本書は,わが国の住宅金融がどのように誕生し,どのように制度化されてきたのかについて住宅事情の変遷とともに時系列で整理したものです。わが国の住宅金融の歴史は1921年にスタートし、100年の歳月が経過します。このあゆみをみる上で大蔵大臣の諮問機関である金融制度調査会の答申「民間住宅金融のあり方」の考え方でその存在を無視することはできません。
この金融制度調査会の答申「民間住宅金融のあり方について」で示された考え方を基本軸として,関係する資料や記録をもとに住宅金融制度の変遷を検証しました。
わが国の住宅金融制度100年のあゆみを概観すると,震災,戦災,狂乱物価,狂乱地価,地価バブル崩壊,デフレ,感染症による経済活動の停止など住宅問題を引き起こす事象が数多く発生し,金融情勢を大きく変動させ、住宅問題が予期せず発生することは住宅金融の歴史が証明しています。
わが国の住宅金融は,土地本位制と終身雇用制度を基本として設計されています。従って住宅政策も土地本位制を前提として策定されているのです。
本書が,住宅金融に関心を持つ多くのみなさまに読まれることを期待し,住宅金融の研究の集大成として参考になれば幸甚です。
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