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◆第7詩集
父の一周忌を
無事終えた次の日の朝である
妻と二人で玄関前の掃除をしていると
今まで見たことも無い
恰幅のいい虎猫が
ぼくらの近くに来てちょこんと座るのである
しかも笑っているのである
その笑顔はまさに
あの父の笑顔であった
(「虎猫と鴉」より)
◆あとがきより
前詩集発刊から六年の歳月が過ぎ、寡作とは言え五十七篇の詩篇が集まったので、その中から三十三篇を選んでまとめてみた。今回の詩集で七作目となるが、青春時代のシュールな詩から遊戯的な詩、そして現在の日常的な詩風へとその作風も年齢とともに変化してきたように思う。これからも変化して行くのかもしれないが、目下のところは今の作風で書いて行こうと思っている。
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