腎癌

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出版社
文光堂
著者名
大江知里 , 長嶋洋治
価格
17,600円(本体16,000円+税)
発行年月
2023年11月
判型
B5変
ISBN
9784830622663

【腎癌診断の要となる形態学的特徴と鑑別診断を押さえた座右の書!】

腫瘍病理鑑別診断シリーズ「腎癌」,待望の第2版.
2021年には腎癌取扱い規約第5版,2022年にはWHO分類第5版が刊行され,当該領域を取り巻く環境は大きく変わったばかりか
組織型分類は複雑さを増し,日々の病理診断に難渋することも多くなった.
また分子標的治療薬などが承認され,治療選択における形態的評価の役割も増している.
そうした状況を踏まえ,今改訂では,最新知見を盛り込み,精選した病理写真とともに,定義や病理診断の要点,
鑑別ポイントを解説した.
臨床と病理の連携を目的に,画像診断や最新の治療についても解説している.

≪主要目次≫
第1部 検鏡前の確認事項
Ⅰ.腎腫瘍組織分類の現状
Ⅱ.病理標本の取り扱い方
第2部 組織型と診断の実際
Ⅰ.淡明細胞腫瘍
1.淡明細胞型腎細胞癌
2.低悪性度多房?胞性腎腫瘍
Ⅱ.乳頭状腫瘍
1.腎乳頭状腺腫
2.乳頭状腎細胞癌
Ⅲ.好酸性および嫌色素性腫瘍
1.腎オンコサイトーマ
2.嫌色素性腎細胞癌
Ⅳ.集合管腫瘍
1.集合管癌
Ⅴ.その他の腎腫瘍
1.淡明細胞乳頭状腎腫瘍
2.粘液管状紡錘細胞癌
3.管状?胞状腎細胞癌
4.後天性?胞腎症随伴性腎細胞癌
5.好酸性充実性?胞性腎細胞癌 ほか
Ⅵ.分子生物学的に定義される腎細胞癌
1.TFE3 再構成性腎細胞癌(TFE3-rearranged RCC)
2.TFEB 変異性腎細胞癌(TFEB-altered RCC)
3.ELOC 変異性腎細胞癌(ELOC-mutated RCC)
4.フマル酸ヒドラターゼ欠損性腎細胞癌
5.コハク酸脱水素酵素欠損性腎細胞癌
6.ALK 再構成性腎細胞癌 ほか
Ⅶ.後腎性腺腫
Ⅷ.腎混合性上皮性間質性腫瘍
Ⅸ.腎間葉系腫瘍(成人間葉性腫瘍)
1.古典的血管筋脂肪腫/腎PEComa
2.類上皮性血管筋脂肪腫
3.腎血管芽腫 ほか
Ⅹ.小児腫瘍 
1.小児腎間葉性腫瘍 ほか
第3部 鑑別ポイント
Ⅰ.組織型鑑別の進め方
Ⅱ.形態に基づく鑑別
1.淡明な細胞質を有する腫瘍の鑑別
2.乳頭状,管状乳頭状構築を示す腫瘍の鑑別
3.好酸性細胞質を有する腫瘍の鑑別
4.高度浸潤性を示す腫瘍の鑑別 ほか
Ⅲ 免疫組織化学
Ⅳ.特殊検索法(分子生物学的手法)
Ⅴ.針生検による鑑別
第4部 臨床との連携
Ⅰ.腎癌の疫学
Ⅱ.腎腫瘍性病変の画像診断
Ⅲ.腎腫瘍性病変の進行期と治療方針・予後(分子標的治療,免疫チェックポイント阻害薬を含む)
Ⅳ.家族性腫瘍症候群への対応
Ⅴ.病理診断報告書の記載
索引

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