境界 BORDER vol.3

境界 BORDER

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出版社
ユニコ舎
著者名
川口友恵 , 富山浩子 , 佐々木洋子
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2023年11月
判型
四六判
ISBN
9784911042021

「大東亜戦争の記憶」を綴る手記集、待望の第3集。

「境界」シリーズは、国家同士における相容れぬナショナリズムの境界、その諍いから生じた生と死を分けた境界、戦前・戦中・戦後という時代の境界をを赤裸々に綴る戦争体験者の手記集です。ロシアによるウクライナ侵攻、北朝鮮によるミサイル実験、台湾有事など、新たな“戦前”の様相を呈してきた現代、その危機を回避するヒントが戦争体験者の証言から読み取れます。人類にとって永遠のテーマである「不戦不争」を希求する平和へのメッセージが綴られています。

広島県福山市で空襲に罹災した川口友恵さん、戦時中に病死した妹の戸籍が戦中・戦後の混乱の中で抹消されてしまった富山浩子さん、満州からの過酷な引き揚げを体験された佐々木洋子さん、福島県小名浜に疎開中にアメリカ軍機から機銃掃射された菅田すみよさん、山形県の長閑な田舎にも迫ってきた戦争の気配を少年でありながら感じとっていた米野宗禎さん、陸軍少年飛行学校に入校し特攻要員となった上野辰熊さん、戦時下の閉塞感漂う暮らしを軍歌や母の歌声を支えに乗り切った下條秦生さん。以上7名の手記を第3集では収録。さらに“戦争花嫁”をライフワークとしてきた安冨成良さんの特別寄稿「戦争花嫁にとっての戦中と戦後」も掲載しました。題字「境界」は満州で育ち、ソ連兵に銃撃された俳優・宝田明さん(2022年3月14日他界)が揮毫したものです。

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