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鬼の舌が捉えた“刹那の恐怖”の正体は?
愛する者への想い。
次々と襲いかかる魔手!
父・多聞の跡を継ぎ、御膳奉行の頭として鬼役とな
った木藤隼之助。愛しい波瑠との婚約も認められて
喜びを味わったのも束の間、次々と試練が襲いかか
る。潜入先の造醤油屋で鋭い味覚が捉えた刹那の恐
怖は、悲運の予兆だったのか。将軍家に謀反を企て
る薩摩藩の刺客が、そして新たな謀略の刃が、隼之
助の愛する者に迫り来る……!
目 次
第一章 風のあと
第二章 絆
第三章 決別
第四章 消えた味
第五章 刹那の恐怖
第六章 想い
第七章 連判状の茶会
あとがき
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