動物たちの収容所群島

動物たちの収容所群島

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出版社
あけび書房
著者名
井上太一
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2023年10月
判型
四六判
ISBN
9784871542418

檻に囚われた豚の親子、
肥り続ける体に苦しむ雛鳥、
ひたすら卵を産まされる雌鶏、
顧みられてこなかった食卓の舞台裏でいま、何が起こっているのか?
畜産現場からの報告と権力分析をもとに
食用の生命商品として翻弄される動物たちの現実に迫る

推薦
落合恵子(作家)
誰がが書かなくてはならないのに、誰も充分には書かなかった(書けなかった)、わたしたちの日常、食生活。わたしたちの「美味しい」が、どのような過程を経て食卓に届けら
れるのか。わたしたちには知る権利と責任がある。そうして、知ったその後は? それを今、ひとりひとりが問われているのだ。

安積遊歩(ピアカウンセラー)
私は人と違う身体をもって生まれてきた。それはこの社会からは「障害」と呼ばれ、さまざまな虐待を経験してきた。その中で私は優生思想社会に異を唱え、敢然と対峙し続けてきた。しかしこの本で描かれている大量虐殺にある家畜たちには、なんらの逃げ道も救いもない。無知と無関心を決め込み、それを揺るがされそうになると、怖気付き、さらに目を背けようとする人々の群れ。その中でこの本のビーガニズム(脱搾取)の視点は、深い闇の中の一灯となることだろう。

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