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(だいぶ昔の)天皇推薦図書!? 初めての完全漫画化作品、笑いあり、涙あり、ホラーありで面白くなる一方です!
誰でも楽しく通読できる初めての『源氏物語』完全漫画訳、物語が風雲急を告げる衝撃の第4弾!
前巻も実にいろいろありました。個人的には赤鼻のっぽの深窓の姫君・末摘花の容姿が、ある説話に登場する実在の人物に想を得たものだったと知り、蒙を啓かれました。本作ほど原典とその典拠に忠実に彼女を描いた漫画はおそらく初めてでしょう。
さてこの第4巻では、前巻に続いて第七帖「紅葉賀【もみじのが】」の後編、第八帖「花宴【はなのえん】」、第九帖「葵【あおい】」、そして第十帖「賢木【さかき】」の前編までを収録。源氏の苦悩をよそにすくすくと成長する「運命の子」、爆笑必至・美魔女(?)をめぐる義兄との恋の鞘当て、朧月夜に出逢った謎の美女との駆け引き、頑なだった正妻・葵の上との和解、長らく放置されていた愛人の異変…と、今回もてんこ盛りの内容です。
時あたかも何度目かの熱い「源氏ブーム」が到来中。来年のNHK大河ドラマ『光る君へ』の超豪華キャストが大々的に発表され、話題を集めています(名優・話題の若手揃いですが、宿敵・清少納言役にファーストサマーウイカさんというのが意表を突かれましたね)。去る1月~3月には、貴重な考古学・神道資料で知られる國學院大学博物館で企画展『物語絵――嫁入本『源氏物語』全54帖公開』が開催され、図録が増刷されるほどの盛況を呈しました。他にも2月にはゲーム『刀剣乱舞』(通称「刀ステ」)を原案とする舞台の最新作『禺伝 矛盾源氏物語』の公演が行われ、これまた大盛況。書籍界も活況で、平安時代を「モノ」から読み解く山本淳子さんの『古典モノ語り』(笠間書院)、小迎裕美子さんのヒット作『人生はあはれなり…紫式部日記』の新版(KADOKAWA)など、今年に入って続々と関連書が刊行されています。まずはこの完全漫画訳『知泉源氏』を糸口に、ぜひこの機に「源氏沼」にハマってみてください!(編集部)
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