スープの森~動物と会話するオリビアと元傭兵アーサーの物語~ 2

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スープの森~動物と会話するオリビアと元傭兵アーサーの物語~

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出版社
主婦と生活社
著者名
守雨 , むに
価格
1,430円(本体1,300円+税)
発行年月
2023年11月
判型
四六判
ISBN
9784391159387

■あらすじ
心通じる夫、動物たち、そして新たな出会い──
踏み出したオリビアの世界は、少しずつ広がっていく

人や動物の心の声が聞こえることで孤独を抱えていたオリビアと、
傭兵として死を間近で見つめてきたアーサー。
それぞれの傷を抱えて夫婦となった二人は、
ともに食卓を囲み、寄り添いながら季節を重ねる。

人間に心を開き始めたオリビアは、
知らず知らずのうちに祖母から受け継いでいた
薬師としての才を開花させ、
オウムに野ウサギ、キツネに猫、そして多くの人を救うことに。
賑やかな仲間も加わった『スープの森』は、
冬でも暖かな空気に満ちていて──。

過去の傷も糧にして
オリビアは今日も
救いを求める声に耳を傾ける。


[登場人物]
<オリビア>
貴族の家に生まれたが、動物の心が分かることを
家族に気味悪がられ、五歳で修道院に送られる。
養父母であるジェンキンズ夫妻が亡くなった後は
『スープの森』を一人で切り盛りして暮らしている。
「人間は向いていない。動物に生まれたかった」と願い
今も周囲の人間に心を開けずにいる。

<アーサー>
貧しい暮らしの中で両親と妹を流行病で亡くし
十四歳で傭兵となる。必死に戦い生き抜くうちに
界隈では名の知れた存在となるが、二十八歳のある朝
「もう、これ以上は無理だ」と突如傭兵を辞め、
あてもなく歩くうちに「スープの森」にたどり着く。

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