運をつかむ心のほぐし方

運をつかむ心のほぐし方

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出版社
プレジデント社
著者名
宍野史和
価格
1,430円(本体1,300円+税)
発行年月
2023年11月
判型
B40
ISBN
9784833451895

執着を捨てれば、人生は成功の連続になる。
心が軽くなる! 富士山が教えてくれる、人生の知恵。

富士山八合目 天拝宮を護る管長からのメッセージ。
価値観が大きく変化する時代。あなたへ贈る生きるヒント。

目まぐるしい日々の中で合理化が進んでしまった堅苦しい頭と心を、そろそろほぐしてみませんか。

【本文より】
私が思うに、今になって資本主義経済の限界が見えてきたということです。「新世界秩序」なるものが唱えられ始めてからおよそ百年が経過しています。百年間続いたひとつの時代の限界を、ここ数年で強く感じています。

この百年で起きた世界の変化をひとつの言葉で言い表すなら、それは「合理化」ではないでしょうか。資本主義経済という弱肉強食の世界で限りなく合理化が進み、あらゆるものが一極集中状態になっています。さらにAI技術の進化・浸透がその状況に拍車をかけていくことでしょう。

では、そんな合理化の行き着いた先で何が起きるか。
それは、非合理的なものが最後に残り、その価値を上げていくことではないでしょうか。

たとえば芸術。YouTubeやSNSなどの隆盛で、どこにいても世界中のあらゆる音楽が観賞できる一方で、人が奏でるライブのピアノの演奏をわざわざホールにまで足を運んで耳を傾ける。AIに言わせてみたら、この上なく非合理的な行動でしょう。

ほかにも都心ではめっきりなくなってしまった「ご近所付き合い」、私の専門である「信仰」もいたって非合理的なものです。しかし、私たしはロボットではありません。そういった非合理的なものこそが、人間性を担保する最後の砦になるのではないでしょうか。

そこに資産的価値はないかもしれません。となると、今度はこれまで資産的価値だと言われていたものの概念が崩れてくる可能性があります。

これまで世の中から「おまえのやっていることは何の意味もない」と言われて続けてきたことが、ひょっとしたら人類を救う重要なものになる可能性を秘めているかもしれない。

「人間らしさとは何なのか」という普遍的な問いを、我々は改めて考えなければならないターニングポイントを迎えているのです。

目まぐるしい日々の中で合理化が進んでしまった堅苦しい頭と心を、そろそろほぐしてみてはどうか。それが私からの提案です。

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