ハイデガーの『存在と時間』をデリダ自身が翻訳・読解し、「歴史」を揺るがした全9回の講義を、日本の哲学研究者たちが読み解く!
本書は、ジャック・デリダ講義録『ハイデガー──存在の問いと歴史』を共通のテクストとして、6人の執筆者(峰尾公也、加藤恵介、齋藤元紀、亀井大輔、長坂真澄、須藤訓任)が、それぞれの視点から光をあてた論考を収録。「デリダのハイデガー講義」を立体的に照らし出し、講義録に含まれた論点を浮かび上がらせ、デリダによるハイデガー読解の内実を検討しながら、その革新性を明らかにしてゆく。それは、ハイデガーとデリダとの関係を解明する研究の集成でもある。
デリダで/とともに「存在と時間」を考える……ハイデガーとデリダとの関係について考えたい読者にはもちろんのこと、デリダの講義録をこれから読みすすめる読者にも、副読本として最適。
『存在と時間』などのハイデガーの哲学から、「脱構築」はどのように生まれてきたか? デリダの「ハイデガー講義」をひもとき、解明してゆく待望のガイドブック。巻末に人名索引を付す。
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