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素顔のイタリアを色をテーマに描いた十五話
色の中に語るべき物語がある
イタリア往還40余年著者がイタリアの光と影のあわいを多彩な筆致で描く。
教会で行われる秘密のパーティ『ゴージャスな人』、古新聞記事が導いた驚くべき事件『本屋とコーヒー』、元貴族女性の栄華と没落『さみしいクリスマス』ほか、
イタリアエッセイの真骨頂十五話
ミラノの街角で、ヴェネツィアの食堂で、……。
目に入っているのに気がつかなかった扉が開いていく。
〇目次とテーマカラー
マフラー貸します 「紫」
肌合いの違い 「ピンク」
海にオリーブ 「緑」
老いた船乗りと猫 「灰」
ゴージャスな人 「黄」
おめでとう、ロベルト 「青」
太陽からの贈り物 「オレンジ」
本屋とコーヒー 「茶」
さみしいクリスマス 「金」
暮れて、明ける 「白」
赤い理由 「赤」
ミラノの黒 「黒」
暮れていく 「銀」
海から生まれる 「透明」
どんな光にも色がある 「虹」
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