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現状維持か、統一か―。
近年、中国・習近平政権が台湾統一に向けて、台湾への政治的・軍事的・経済的圧力を高めていることで、アメリカを中心とする西側諸国との対峙が明確化し、我が日本も台湾有事に巻き込まれる危機に直面している。本書は、2019-2021年までの台湾情勢を、中台関係・内政・外交・軍事・日台関係に分けて時系列的に記述・分析し、台湾海峡危機の事態推移を詳細に解説。さらに、序章・終章で前後の期間の動向も概観するとともに、台湾と諸外国関係に関するコラムにより、錯綜する台湾問題への俯瞰的な理解を提供した、有事回避のための台湾と日本のこれからを示唆する力作。
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