唯物論研究年誌 第28号

エコロジーからの抵抗 支配と抑圧を乗り越える

唯物論研究年誌

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出版社
大月書店
著者名
唯物論研究協会
価格
3,850円(本体3,500円+税)
発行年月
2023年10月
判型
A5
ISBN
9784272439188

環境危機が世界的な課題となるなかで、エコロジーをめぐるさまざまな言説や運動も盛り上がりを見せている。資本主義的支配と抑圧の構造全体を乗り越える営為としてエコロジー思想を捉え、構造の変革と民衆のオルタナティブな方向性を探る。

[目次]

【特集】エコロジーからの抵抗??支配と抑圧を乗り越える
エコロジーをめぐる理論的課題の現段階(市原あかね)
エコロジーへのケアーーいのちの関係の再構築に向けて(東方沙由理)
マルクスは「生活の生産」をどのように構想したか――エコロジーとジェンダーの視点を踏まえて(岩佐茂)
個体的所有 その後(竹内真澄)
インタビュー(印鑰智哉)

【思想のフロンティア】
デジタル労働における支配と抵抗??ネグリ=ハート『アセンブリ』の批判的展開(原 民樹)
オキュパイより速く、そして資本主義よりも速く――加速主義における二つの加速(小泉 空)
国際政治をめぐる言論状況を問う(梶原 渉)

【レヴュー・エッセイ】
「危機の時代」の戦争と平和の「リアリティ」(秋山道宏)

【研究論文】
宣長・昌益の「自然ノ神道」の発展の帰結??『直毘靈』と『契フ論』に見られる〈自然〉の発現(吉川宜時)
現代シリアにおける「市民社会」構想??読み替えへの抵抗(岡崎弘樹)

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