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20世紀末までのアメリカを中心とする国際関係論の主流は、「リアリズム」と「リベラリズム」であった。前者は主権国家の対立的な関係から勢力均衡による国際秩序の達成・維持を説明し、後者は国際法や国際制度、国際貿易がもたらす協調的な関係から国際秩序を説明する。
いずれも国際秩序を客観的に捉えることを目指すが、国際関係では客観的な視点だけでは説明しきれない事象が起きる。これに対して、アクターの主観とアクター間で共有される認識に着目して国際関係を捉えようとするのが「コンストラクティヴィズム」である。
本書ではコンストラクティヴィズムの立場から、中世から現代に至る国際秩序の形成過程、すなわち「政治的権威のグローバルな編成」を説明する。また、従来の国際関係論では必ずしも十分に論じられたとはいえない、中国、インド、東南アジア諸国、太平洋諸国といった非西洋諸国をも考察の対象とし、真にグローバルな観点から国際秩序の変容を論じる。新時代にふさわしい、国際関係論の入門書。
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