国際経済法雑誌 創刊号

国際経済法雑誌

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出版社
博英社
著者名
国際経済法雑誌刊行委員会
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2023年9月
判型
A5変
ISBN
9784910132587

"本誌は、学会誌と商業雑誌の有する制約を補い、幅広く質の高い研究の成果を発表できる場を提供しようという目的のもと創刊しました。



皆様もご周知のように、昨今国際(経済)秩序が大きな曲がり角に立っていると言われております。その要因として、何よりも従来の権力地殻 (power configuration) の変動、すなわち、米国覇権の衰退と中国の急速な台頭に伴う米中間の激しい戦略的競争があり、また「持続可能性」と人権への関心から「非貿易的関心事項」が新しい次元を迎えていること、そして、新自由主義に基づくグローバリゼーションの深化がもたらした主要先進諸国における社会階層の寸断とアイデンティティ・ポリティックスの噴出などが挙げられましょう。これからは、冷戦の時代のようにイデオロギーや軍事的対決よりも、経済や技術を含む多様な領域で長期にわたる、低強度で複合的な競争の時代になると言われております。変動の時代には、刻々と変わる現状を注意深く詮索することに加えて、現在起きている変動の歴史構造的な根源に目を配ることが何よりも重要であるかと思います。本誌はこの大転換の時代に求められる冷静な歴史構造分析に基づく優れた諸研究を収める器になることを目指します。



雑誌の創刊を記念して東京大学名誉教授であり元 WTO 上級委員であります松下満雄先生から「創刊号特別寄稿」を、経団連国際経済本部統括主幹であります森田清隆さんから「特別寄稿」を寄せていただきました。謹んで深くお礼申し上げます。また、創刊号では、本誌刊行委員会の会員である川島富士雄氏を中心とした小特集企画委員会により「国際経済法の現在・過去・未来」という小特集を組み、刊行委員会内外の方々からの研究論文 4 本と書評 4 本を掲載し厚みのある内容になっていると自負しております。今後も時代状況に合わせたさまざまな特集を企画していく予定です。



- 目次 -



【創刊のご挨拶】



【創刊号特別寄稿】

ある国際経済法学徒の追想 / 松下 満雄



【小特集】国際経済法の現在・過去・未来

物の貿易に関するルール形成の進展とその行方 / 関根 豪政

国際経済活動における情報の価値と法的規制 /張 博一

国際投資法の形成と展開 / 猪瀬 貴道, UMIRDINOV Alisher

国際経済法学と自然人の移動 / 小寺 智史



【研究論文】

「持続可能な発展」からみた「指導原則」の位置づけ―国際経済法と人権保障との統合の試み― / 米谷?三以

Digital.Transformation.(DX)の通商に与える影響と課題 / 末 啓一郎

エネルギー憲

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