・地球の観測・監視では地上,洋上から宇宙まで,種々のシステムが展開・整備されている.
・その主だった観測について,観測機器を軸に,システムや目的,原理,作動手法,データの記録・伝送など,実際のビジュアルな写真や設置・観測風景・図を豊富に載せ,平易にわかりやすく解説.
・関係者の中に眠ったままの開発の歴史やエピソードもコラムとして掲載.
【主な目次】
序章 概説
第1章 気象観測
1.1 地上における観測
(地上気象観測網/地上気象観測装置/アメダス/気象レーダー/雷監視システム/二酸化炭素の観測/オゾン観測)
1.2 上層・宇宙での観測
(ラジオゾンデ/ウインドプロファイラ/気象衛星/衛星による地球環境の観測)
1.3 航空気象観測
第2章 海洋観測
2.1 沿岸での観測
(波浪計/潮位計)
2.2 外洋を漂流・浮遊する自動観測
(漂流ブイと係留ブイ/アルゴフロート)
2.3 観測船による海洋観測
(海洋観測船/電気伝導度水温水深計と多筒採水器/海洋二酸化炭素観測装置/海水成分分析装置/その他の観測装置)
2.4 海洋観測における衛星・リモートセンシングの利用
第3章 地震・火山・その他の地球物理観測
3.1 地震の観測
3.2 津波の観測
3.3 地殻変動の観測
3.4 火山の観測
3.5 地磁気観測
エピソード(コラム)
気象庁の創立/「アメダス」/「富士山レーダー」の建設/ブライトバンド/「オゾンホール」の発見者は日本人/「ひまわり」の命名/気圧高度計とQNH/英国で潮位・高潮計算機を開発した日本の科学者/各機関が持つ潮位データの共有化/ミレニアムプロジェクト/ナンセン採水器/定点観測/衛星による海洋業務の高度化/地球は狭くなった/地震の名前/2011年東北地方太平洋沖地震/観測機器と電子回路/地磁気・磁気圏
文献
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