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運だけで数々の難事件を解決してきた轟運探偵と助手の努力探偵に、一件の探し物の依頼が届く。
依頼主のもとを訪ねると、そこは10人もの探偵が互いに推理を戦わせる異様な館だった。
なぜ数多くの探偵が集められたのか、依頼主の本当の目的は何なのか?
孤島の館の連続探偵殺人事件をめぐり、推理と推理が交錯するーー!
<本書に登場する探偵たち>
轟運探偵
偶然巻き起こる数々のラッキーによって事件を解決してしまう探偵。
努力探偵
轟運探偵の助手。血の滲む努力もむなしく探偵資格を剥奪された元探偵の女子高生。
妄言探偵
口からでまかせのいい加減な推理や言葉を連発し、周囲を翻弄する探偵。
他力探偵
幅広い交友関係を活かし、有能な友人たちに推理も捜査も丸投げする他力本願な探偵。
偏見探偵
人の意見にいっさい耳を貸さず、己の独断と偏見だけで推理する頭の固い探偵。
弱気探偵
警戒心と推理力は高いものの、自信がなく常におどおどしている探偵。
密室探偵
密室を愛するあまり頭に自作の小型密室をかぶっている、密室事件だけは得意な探偵。
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