穀物の世界史

穀物の世界史

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出版社
日経BP
著者名
スコット・レイノルズ・ネルソン , 山岡由美
価格
3,630円(本体3,300円+税)
発行年月
2023年10月
判型
四六判
ISBN
9784296115358

《戦争や革命勃発の背後にアメリカ産小麦の存在――》
19世紀初頭より帝政ロシアは,ウクライナの黒海に面したオデーサの活況を呈する港を通じて,ヨーロッパの大部分に食糧を供給していた。しかし,アメリカ南北戦争の後,大量のアメリカ産小麦が大西洋を渡ってヨーロッパに押し寄せるようになり,食糧価格は急落した。安価な外国産穀物は,ドイツとイタリアの台頭,ハプスブルク家とオスマン帝国の衰退,そしてヨーロッパ各国による勢力圏の争奪戦に拍車をかけ,第1次世界大戦とロシア革命が勃発する決定的な要因となった。

国家の盛衰に説得力ある新たな解釈を加えた本書は,大国同士が鎬を削るなかにあって,穀物の支配が比類のない力を示してきたことを物語っている。従来の歴史観をゆさぶる注目書。

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