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正岡子規の歌の弟子であった原安民と千代の二人、
岡倉天心から雑誌『日本美術』の出版を譲られ発行。
安民、上野の山の大佛再建事業に失敗し、
故郷大磯に戻って俳諧道場鴫立庵15世庵主となる。
明治に始まる日本文化の変動期を生きた安民と千代、
鐡を溶かして文字に流し込んだその人生を
孫である著者が遺品から読み解いた評伝。
著者の言葉「原安民と千代の孫である著者は、祖父安民没後七年に誕生したので残念ながら祖父とは面識がない。それだけに祖母千代から伝わる僅かながらに残る品々を通して読み取れる祖父母の活き活きとした人間像を少しでも明らかにしたいと思い、ここにまとめる事にした。
原安民が言語として蓄えていた膨大な知識と教養は、鋳金と云う本来的に言語を伴わない視覚的な造形藝術の世界の下支えを如何に為していたのか、如何にしてその二つの世界の均衡を保ち続けていたのだろうか、それも探られたならば、と思っている」
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