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ことばは深く流れ
水底に積まれた石の目が
掬おうとするひとを凝視する
(「窓 ひとつもの」)
「「挫滅につながれた伝記」という藤井貞和さんのことばに出会ったのはもう五十年も以前のことである。その時の衝撃は忘れることなく胸の内にありつづけた。さらに、その三十余年後、倉橋健一さんの「ひとりの若者は遠ざかり」から「敏捷果敢な一頭の草食有蹄獣を/来る日も来る日も/思い続けたのだった」という行に会った時の、思わず座りなおした時間を忘れることは出来ない」(あとがき)。
砕かれたことば、?ぎとられた物語。もういちど生まれたいと瞬くものへ。長い歳月のなかで問い続けてきた二つの詩句を契機として、人間の「歴史」のありように畏れをもって向きあう、詩24篇。
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