広島 抗いの詩学

鹿ヶ谷叢書

広島 抗いの詩学

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出版社
琥珀書房
著者名
川口隆行
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2022年2月
判型
A5
ISBN
9784910723273

蓄積の進んだ1950年代研究との対話を経て、著者が約10年をかけて編んだ研究書。
本書は、一九五〇年代広島における原爆文学と戦後文化運動という二つの領域の重なりに向き合い、そこに見出される表現と運動の歴史的経験を明らかにし、今日的な意義を問う。
本書の扱う時代や地域は限定的である。だが、朝鮮戦争という「熱戦」から文字通りの冷戦へと移行し、経済原理が浸透する高度経済成長期以降に忘却された歴史的経験の一端を明らかにするだろう。
そしてそれは、ポスト冷戦の時代を生きる「私たち」をいまだ拘束する力のありようを見定める作業にほかならない。様々な分断が生み出す固定概念やイメージを乗り越える越境的な想像力を思考すること。
「広島」が真に普遍的な意味での「ヒロシマ」になる道のりはそこにこそある。(「はじめに」より)

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