本書は、2017(平成29)年3月に告示された幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の改訂(定)の内容を踏まえて構成しています。本書の内容は、幼稚園教諭や保育士などを目指す学生が、保育内容「人間関係」の基礎を学ぶテキストとして使っていただくことを目的に制作しました。
子どもは、生まれてすぐのころには家庭内を中心に過ごしています。その後、親に連れられて、公園や子育て支援センター、そして、幼稚園や保育所などに行くようになります。このように乳幼児期は、人間関係の基礎を培う時期といえるでしょう。したがって、それを保障するためにも、幼稚園や保育所、認定こども園などの施設において、子育て支援を含めて質の高い保育が求められています。そのためにも、友達や保育者と対面して、関わり合っていく機会が増えていくように計画することが重要なのです。
本書は「子どもの人との関わり」に焦点を合わせ、また子どもを取り巻くさまざまな人間関係について、豊富な事例とイラストを組み合わせて養成校に通う初学者のみなさんにも親しみやすく学びやすいように解説しました。各章の末尾には、振り返りのための設問を置いて、学びの確実な定着にも配慮しています。本書で学んだみなさんが、保育の現場で大いに活躍されることを願っております。
(「はじめに」を要約)
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