語彙情報の記述的な精密化と構文の特性の解明は、レキシコン研究において変わることのない主要な研究課題である。本論集では、現在の構文論では周辺的で分析が困難とみなされている構文を取り上げ、特にレキシコンに含まれる情報の検討を通じて、語彙情報と構文形式の関係にまつわる論考を所収する。レキシコンと構文の相互関係を明確にすることで、レキシコン研究と構文研究の新たな発展の道筋を示した画期的な論文集である。
執筆者:今泉志奈子、于一楽、臼杵岳、江口清子、加賀信広、岸本秀樹、工藤和也、小薬哲哉、高橋美穂、田川拓海、出水孝典、西山國雄、日高俊夫、藤縄康弘、藤巻一真、三浦香織、由本陽子、米田信子
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