遺作、緊急復刊!
帝国復活への妄執!
クランシーはロシアプーチン権力の暗部をここまで
暴いてしまった。
ロシアによるウクライナ侵攻を描いたトム・クラン
シーの遺作『米露開戦』を自分が九年ほど前に訳し
ていることを思い出し、それを書架から引っぱり出
して再読してみると、そこにロシアの現政権を理解
するヒントがたくさん隠されていることに気づき、
驚愕した。
(『米露開戦』下巻 「訳者あとがき」より抜粋)
ヴォローディン大統領は、親ロシアの野党党首演説
中にテロを仕掛ける。ウクライナ現政権に対するロ
シア国民感情を悪化させ、天然ガスパイプラインを
閉鎖。ウクライナ侵攻の口実を積み上げていく。実
行部隊である非合法集団・七巨人の背後には、三十
年前ライアン大統領がCIA情報分析官時代に追った謎
の工作員・天頂の影が……。国際謀略の裏を描き続
けた巨匠、畢生の大作にして遺作。
(解説 ロシア軍事研究家・小泉悠)
カバーイラスト 田辺剛
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