ばにらさま

文春文庫

ばにらさま

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出版社
文藝春秋
著者名
山本文緒
価格
704円(本体640円+税)
発行年月
2023年10月
判型
文庫
ISBN
9784167921101

伝説の直木賞受賞作『プラナリア』に匹敵する、中毒性の高い短編小説集。


①「ばにらさま」  僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。

②「わたしは大丈夫」 夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。

③「菓子苑」 気分の浮き沈みの激しい女友だちに翻弄されるも、放って置けない。

④「バヨリン心中」 余命短い祖母が語る、ポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。

⑤「20×20」  主婦から作家となった私は、仕事場のマンションの隣人たちと……。

⑥「子供おばさん」 中学の同級生の葬儀で、遺族から形見として託されたのは。

以上6編を収録。

日常の風景の中で、光と闇を鮮やかに感じさせる凄み
読み進むうちにぞっと背筋が冷えるような仕掛け
「えっ」と思わず声が出るほど巧みな構成

二度読み必至! 引きずり込まれる魅力満載の山本文緒文学!

2021年10月に惜しくも死去した著者最後の小説集。

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