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孔丘は理想を求め
有力貴族の猛反発を招く
「魯を文化国家にする」
放浪の生涯を描いた大河長篇!
魯で李孫氏の家宰・陽虎がクーデタを起こすが、
彼も国を逐われ、孔丘は政務に就く。
が、その存在を危険視され、55歳で魯を逐われる。
衛から宋、陳、葉と、弟子達と放浪するが、
この時期こそが後に東アジアの人々の精神生活を
規定する「儒教」の礎となった。
『論語』だけでは見えてこない
人間・孔丘の姿を蘇らせた傑作。
解説・平尾隆弘
目次:
去来する人々
兄弟問答
陽虎の乱
魯の実権
迫る牙爪
公山不狃の誘い
虎と苛政
天命を知る
中都の宰
司寇
兵術くらべ
道の興亡
衛国の事情
歳月の力
受難の旅
天に問う
大いなる休息
あとがき
解説 平尾隆弘
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