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近年の少子・高齢化、熟練技術者の不足の社会情勢により、生産性の向上が求められている。プレストレストコンクリート工学会においても、生産性向上としてさらなるプレキャスト化を推進するため、2005年に発刊された「外ケーブル構造・プレキャストセグメント工法設計施工規準」の発展的な改訂を実施し、「プレキャストPC橋技術規準」として出版することとした。
改訂にあたり、旧規準ではあまり触れられることのなかった橋梁設計構想時の性能として初期の建設コストのみならず,工期短縮による社会的便益の増加や保全費の縮減効果などを含めた評価や持続可能性の観点からみたプレキャスト化の効果にも着目した。また、PC箱桁だけではなくJIS A 5373に規定されているプレキャストPC桁を含め、プレキャスト構造全体の普及を目指すものとした。
さらに、新しく保全編を新設しプレキャストPC橋の保全の在り方を示すとともに、資料編として、橋梁比較検討事例、計算事例、プレキャストの効果を活かした施工事例、保全事例およびもっとも厳しい環境地域でのプレキャストPC橋の適用・保全事例を追加した。
【主要目次】
Ⅰ 基本・構想設計編
1章 総 則
2章 構想設計
Ⅱ 性能照査編
1章 一 般
2章 使用材料
3章 限界値
4章 作 用
5章 性能照査
6章 接合部の設計
7章 外ケーブル構造の設計
8章 構造細目
9章 施工時の検討
10章 記 録
Ⅲ 施工編
1章 一 般
2章 プレキャスト部材の製作
3章 プレキャストPC桁の架設
4章 プレキャストセグメントの架設
5章 形状管理
6章 外ケーブル構造の施工
7章 検査・記録
Ⅳ 保全編
1章 一 般
2章 保全計画
3章 点検および詳細調査
4章 評価および判定
5章 対 策
6章 記 録
Ⅴ 資料編
1章 プレキャストPC橋の比較事例
2章 設計計算例
3章 事例集
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