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2017年から2022年までの総合誌などに発表した作品をまとめた第十歌集。
七十代の末から八十代はじめの作。
「親友知己の思いがけない卦報に接することが幾度かあり、身にしみるような人生の時期でもあった。」とあとがきに記す。
〈収録作品より〉
なにせんと生れしこの世なにもせず待ちている間に桜咲き満つ
西へ西へ歩みてゆかばおのれへと還りゆくべし伊予路へつづく
あなたはね伊予の人だよ伊予に来て伊予の人らに混じり語れば
じゃこ天の伊予よりどっさり届きたり南予の風を舌はよろこぶ
山したたる季語に祝われ誕生日 残生ふかき歌をのこせよ
摘み採るを許したまえよ道の辺のカヤツリグサにネコジャラシの穂
「歌集名を第一歌集以後漢字二字で統一をと考えたがなかなか困難。
「山水」、単純なところにもどった。四国の自然のなかでの生活が念頭にある。第十歌集までやっとたどりついた思いをかみしめている。」(あとがきより)
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