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〈家元制の確立、茶の湯批判、煎茶の流行、江戸時代後期の諸相がみえる茶書14編〉
〈江戸後期成立の茶道書に煎茶の書6編を加えた全14編〉
江戸時代後期になると茶道の家元制が確立し、家元の聞書きが板行される一方で、茶の湯に対する批判も盛んに行われ、文人による煎茶道が流行します。
本巻では、家元系の茶書として表千家の「茶道筌蹄」五巻と後編二巻、裏千家の「又玄夜話」、速水流の「茶旨略」、石州流を基に独自の流儀を謳う井伊直弼の「茶湯一会集」、松平不昧と松平定信による茶の湯批判書、「禅茶録」、「このめの説」、および煎茶の書として売茶翁高遊外「梅山種茶譜略」、大枝流芳「青湾茶話」、上田秋成「清風瑣言」「茶?酔言」、田能村竹田「泡茶新書三種」、深田精一「木石居煎茶訣」を取り上げます。
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