イグジット

小学館文庫

イグジット

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
小学館
著者名
相場英雄
価格
1,023円(本体930円+税)
発行年月
2023年10月
判型
文庫
ISBN
9784094072983

まもなく国家の財政は破綻します!

出版社の営業・池内貴弘は急な異動で月刊誌の経済担当に。新たな職場に戸惑う最中、叔母から不動産運用に関して相談を受ける。執拗に融資を持ちかける担当者は、なんと仙台の地銀に勤務する池内の元恋人だった。

池内と面会した直後に、彼女は自殺してしまう。一体なぜ? 周辺取材から見えてきたのは苦境の地銀と、過酷なノルマだった。彼女はその処方箋を求めて、ある男に会っていたという。

古賀遼、人は彼を金融界の掃除屋と呼ぶ。政界の重鎮の命を受け、日銀総裁人事にも関与していたようだ。池内は、古賀の暗躍を白日のもとに晒そうと奔走するが――。

この小説は経済記事よりリアルだ――解説・原真人氏(朝日新聞編集委員)




【編集担当からのおすすめ情報】
本書は一級のミステリであると同時に、ノンフィクション要素を存分に盛り込んだヤバい経済小説です。アシノミクスや赤間レーザービームの元ネタは言うに及ばず。異様なほど金融政策に依存した財政運営がなぜ、世の中に受け入れられているか、それがどんなに恐ろしいことか。事実は小説より奇なり、とも言える現況を経済記者出身ならではの手法で因数分解し、エンタメとして再構築しているのが本書です。異次元金融緩和の出口は見つかるか…。現実世界で、日本経済のどんでん返しが起こらないことを願うばかりです。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top